テレワークを勧めたいのは、感染防止だけではなく、人生充実のため

こんにちは!地域まるっと体感宿 玉村屋を運営しています、ナカタニ ショーです。

新型コロナウイルス感染症をきっかけにして、仕事の「テレワーク化」が進んでいますが、みなさんのお仕事ではいかがでしょうか?

僕は日々、いくつかのお仕事をさせてもらっているので、テレワークにならなかった仕事もあれば、普段からテレワークな仕事をしていたりもします。

▽ テレワークを導入したかどうかの調査 https://suumo.jp/journal/2020/05/26/172795/

業種にもよりますが、総じて、以前の3倍くらい増えたようです。今回、テレワークが増えたのは、人との接触を避けることでウイルスの感染拡大を防ぐためという、ネガティブかつ半強制的な感じでの理由が主です。
この理由だけでテレワークを実施するのであれば、事態が落ち着けば、やがてもとの「会社に出勤」に戻る企業も多いと思います。だからこそ、従来の考え方を見直してほしいと思い、今日の記事を書いてみました。

本当に出勤しなきゃできないの?8年前から感じていた疑問

僕は、8年前の今頃、東京の旅行会社で働いていました。旅行会社の仕事ってみなさんにイメージしづらい部分もあるので、お伝えしてみたいと思います。

企画担当者の仕事:ツアーを作ること、ツアーを売り出すこと
 →コースを考え、バス会社、ホテルなどの予約をする。
 →チラシの広告を広告会社と打ち合わせ

手配担当者の仕事:ツアーの予約が入ったものを実際に手配する
 →企画担当者が作ったコースを端末に打ち込み、WEB販売
 →ツアー参加者の最終名簿を、各施設にFAXして予約を確定させる
 →参加者への案内をWEBシステム上で作り、発送指示
 →現時点の予約状況を定期的に、各施設にFAX

 これに使う道具は、電話、パソコン、FAX、プリンター。これさえあれば、自宅でもどこでも仕事ができます。新宿の賃料の高いオフィスを使って社員を集めるよりも、道具一式を準備し、自宅もしくは自宅近くのシェアオフィスなどで仕事させる方が、賃料も下がる、通勤手当も下がる。といい事づくし。と当時から思っていました。

 会社勤めされている方は、今の仕事って本当に会社に行かなければできないのか。人間の習慣、思い込みとは恐ろしいもので、「できない」と思い込んでいるだけかもしれません。

生産的な通勤時間と消費的な通勤時間

▼総務省統計局/社会生活基本調査
https://www.stat.go.jp/data/shakai/2016/pdf/gaiyou2.pdf

 雇用形態別で見ると正社員は、「通勤時間」に平均50分程度使っていることがわかります。地方差でいうといわゆる地方と都会の差は、2倍くらい。雇用形態×地域差が出ている数字がないので、なんとも言えないですが、イメージとして、都会の正社員は通勤に片道1時間以上かける人も多いと思います。実際に僕の東京時代の同期でも通勤片道1時間とか普通でした。
 そう思うと、1日24時間の限られた時間の中で、2時間も移動時間に使ってしまっているわけです。この時間を資格取得の勉強をしたりして、今後に投資する=生産的な時間にしている人はいいかもしれませんが、多くの人にとっては、満員電車で本を出す余裕もなく、手元のスマホが精一杯、ニュースやSNSを見るだけという人が多いのではないでしょうか。
 現代人は忙しいというけれども、この何もできない移動時間が「消費」なために1日の2時間を無駄にしていると感じてしまいます。
 1週間(5日出勤)で週10時間×52週間=1年間で520時間。
例えば、英語のスキルテストである「TOEIC」で、300点→400点にしようと思うと200時間の勉強が必要と言われています。約半年で、200時間は確保できる。他にも、合格率10%と言われている「行政書士試験」の平均勉強時間は500時間。つまり、「通勤時間をなくす」もしくは「生産的な時間にする」と1年間で、難関資格を取得することもできると思います。
 そう思うと、いかに「通勤時間」を上手く使うもしくは「なくす」のが次の一歩に深く関わっていると感じています。とはいえ、通勤条件(混雑状況など)によっては「うまく使う」のも大変なので、一番良いのは「通勤時間をなくすこと」なのかもしれません。

これをきっかけに変えていこう

 「自分は変われてないなぁ」と自分を責めなくても大丈夫です。本来人間は「変わりたくない生き物」だから、大半の人はそんな感じ。あなただけではありません。だから安心してください。
 未知なるウイルスによって、半強制的に生活スタイルが変わり、テレワークができるようになった今だからこそ、もとの「惰性による通勤習慣」に戻すのではなく、テレワークを習慣化し、より時間を豊かに使っていくのが幸せなのではないかなと感じています。

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 東京の会社に勤め、帰りは日付が変わる頃。土曜日、目覚めたら夕方になっていた。これが、8年前の自分自身です。
 その当時は、今の「複業暮らし」なんて想像もしていませんでした。
 だから、あなたも大丈夫。複業暮らしは誰でもすることができます

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