地方移住して8年目に突入しようとしているナカタニ ショーです。
最近は、福井県で地域をまるごと体感できる宿の運営をしたり、観光協会の事務局をやったり、オンライン講座の運営や農業のお手伝いなど複業家として暮らしています。
突然ですが、
移住と言っても「引っ越す」ということに変わりはありません。だからこそ、多くの費用がかかります。
新居を契約したら初期費用がかかり、引っ越しで荷物を運ぶにもお金がかかる。
そう思うあなたに朗報です!
近年、地方自治体は移住者を呼び込みたいと考え、さまざまな移住支援を用意しています。
今回は、いくつか事例を紹介してみましょう
移住支援制度の探し方
それでは、もったいぶらずに移住支援制度の探し方をお伝えしましょう
▼ 大きくはこの2つです ▼
☑ インターネットで検索する
☑ 候補地となる地域の自治体担当者に聞いてみる
それぞれ詳しく見ていきましょう。
探し方1:インターネットで検索
例えば、僕の住んでいる福井県を移住先の候補として調べてみましょう。
「福井県 移住支援」で出てきます。こんな感じ。
福井県公式サイト。…
福井県の場合
移住支援金(東京圏型)
【 対象 】
東京23区に住んでいるもしくは東京圏に住んでいて通勤している人
【 条件 】
福井県の対象市町に移住して、対象企業に就職もしくは起業
【 もらえる支援 】
現金100万円
*諸条件は公式WEBサイトにてご確認ください
そんな方には・・・
【 対象 】
福井県外にお住まいの方【 条件 】
福井県の対象市町に移住して就職【 もらえる支援 】
最大 現金100万円*諸条件は公式WEBサイトにてご確認ください
珍しい制度
広島県で「会社ごと移住すること」に対して、
オフィスの移転費用や従業員ひとりあたり100万円の支援など、
総額1億円程度を支援する制度もあります。
「広島県企業立地促進助成制度」
広島県の例は全国でも珍しいですが、
福井県が実施しているような移住してくれたら〇〇万円支援しますといった制度は
全国各地にあるので、試しに「地域名 移住支援」で調べてみると良いでしょう。
探し方2:候補地となる地域の自治体担当者に聞いてみる
移住したい地域が決まっているもしくは候補が絞れているのであれば、
自治体の移住担当者に聞いてみる方法もあります
自治体や担当者によりますが、移住相談にいくと支援制度について提案をしてくれる場合もあるし、聞くまで教えてくれない場合もあります。しかし、担当者としては隠したいと思っているわけではなく、聞きたいと思っているということに気づいてないというようなこともあるので「もし、活用できそうな補助金があれば教えてください。」と伝えてみるのもいいでしょう。
他にもある支援制度
その他には、
移住して空き家を借りる・買うときや、リフォームするときになどにでる補助金もあります。
地方移住して起業したいなら、起業支援金というのもあるので、探してみるのもいいかもしれません。
最後に、大切なこと
ここまでは地方移住でもらえる“お金”について紹介しました。
そりゃぁお金をもらえると嬉しいですよね。人間だもの
しかし、移住で本当に大切なのは、
お金がもらえるからその地域に住むのではなく、その地域に住みたいかどうかです。
そして「補助金がもらえるから起業する」のではなく、
もともと起業したいと思っていて、それにちょうど合う補助金があったからもらう、という程度で考えることが大切です。
地方に入っていくと、「補助金もらえば良い」と言ってくる人も多いのですが、
補助金とはいい感じの距離感でお付き合いしていかなければいけません。
☑ もともと自分がやりたかったことを補助金に合わせた形に変えてしまう
☑ 補助金があるから、なにかしようと考えて失敗する
☑ 補助金があるから、過剰投資をしてしまい、あとからの運営コストが高くなる
☑ 補助金がなくなったら、お金がないから事業が続かなくなる
ということになってしまうので、補助金はあくまで「補助」
想像してみてください。
自転車の「補助輪」に助けてもらうことで自転車に乗れるようになった人も、いつまでも補助輪を使っていませんよね?
とはいえ、お金があるとできることも増えるので、
僕個人の考えとしては、もとから考えていたことを変えずに利用できる補助金があるのであれば活用すればいいと思います。
ただ、補助金を活用すれば、活用事例として自治体の広報誌や新聞、テレビなどの取材対象として見られてしまうので、ひっそりと暮らしたい場合は補助金は使わない方が良いと思います。
ということで、目先のお金だけではなく、トータルで考えて利用する、利用しないを決めることが大切なのです。